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スタッフ山本 娘の振袖選び 

営業の山本です。
私には来年成人式を迎える娘がおります。

今回はその娘の振袖を選んだ経緯をお話したいと思います。

私が感じたこと、娘が感じたであろうことをお伝えすることで、少しでも皆様のお役に立てたら嬉しいです。

私がふじもとに入社した時、娘は中学2年生でした。
私はふじもとに入社するまで着物について知識が乏しく、娘の成人式の振袖のことも何も考えていませんでした。

その私がふじもとに入社して、毎年多くの方の成人式のお手伝いをさせて頂くようになり、多くのことを勉強させて頂きました。

色や柄などの振袖のことはもちろんですが、一枚の振袖を決める過程におけるお母様やご家族様、そしてお嬢様ご本人のお気持ち…思いは様々で、共感できる部分もとても多いです。

 

まずは下見から

 

最近は成人式の約2年前くらいからご準備をされる方が多いので、私は娘が高校3年生になったくらいから少しずつ動き始めました。
なぜ早く動き始めたかというと、理由は1つでした。
私は仕事柄、娘の同級生の方々の振袖選びをお手伝いさせて頂いています。

私も娘も他の方がどんな振袖を選ばれたのか知ってしまうと、多少なり考慮しないといけくなるのを避け、他の方の影響を受けない形で選びたかったのでどなたよりも早く動きました。
まずは仕事の合間をみながら、これなら娘に似合いそうかな?と思うものを、スタッフの意見も聞きつつ何枚かピックアップしました。
そして高校3年生の夏に娘を来店させ、その何枚かを合わせてみて、一番似合い、娘が気に入った赤の振袖を仮選びしました。

 

 

 

 

娘の本音

 

その日は時間が無かったこともあり、家に帰ってからその振袖への意見を聞いてみました。
そこで驚くことを娘が言いました。

「嫌いじゃないけど、大好きじゃなかった」

思ってもみなかった意見だったので、正直ビックリでした。
私から見ると良く似合っていたし、何よりも

「私が着て欲しいな」

と思っていた振袖でしたし、金額も私の中の予算以内だったので、娘に大好きではないと言われて内心ガッカリしてしまいました。

私はいつも来店頂く皆様に

「振袖を着られるのはお嬢様ご本人ですから、お嬢様が気に入られたものを選ばれるのが良いと思います」

と、お伝えしています。
それなのに、いざ自分の娘が自分の思う路線でなかった時に、それでも何とか

「自分(母)の好み」

の方に寄せたいと思い、色々説得してみている、自分がいました。

良く話を聞いてみると、娘の言い分は

「着物のことはよく分からないから、母(私)が薦めてくれるのが似合っているんだろうけど、自分ではしっくりこなかった」

というものでした。

娘も何度か成人式当日のお手伝いをした中で、密かに抱いていた

「自分の時は」

という思いがあったそうです。
私はいつも皆様に

「お嬢様もご家族様もご納得される形で成人式を迎えましょう」

とお伝えしています。
そんなこともあんなことも、自分のこととなると、頭から消えてしまっていたのです。
そのことをスタッフから言われ、改めて気が付き、私もそうしなければ…と思い直し、もう一度娘を来店させ、一から選び直すことにしました。

 

 

 

 

 

娘が選んだ振袖

 

「さて、娘が着たいと思う振袖はどんなのかな?」

と思う反面、往生際の悪い私は、まだここでも、最初に選んだ赤の振袖が結局良かったとなるのでは(もっと正直に言うとそうしたい)と思っていました。

そして娘が選んだ1枚は、ミントグリーンの振袖でした。

私の中でその振袖は選択肢の中に全く入っていなかったもので、どちらかと言うとあまり好きではない振袖でした。

娘は大変気に入り、店長を始めスタッフ皆も似合うと言ってくれます。
でも私は自分の抱いていた娘のイメージと合わないことと、予算が大きくオーバーしていることがひっかかり、一旦保留にすることにしました。

 

 

再々選び

 

月日は流れ、冬の新作が入ってきました。
ふじともの振袖は、色・柄が全て違い、山口県内ではほぼ1点しかないというものばかりが次々に入荷します。

ご成約頂くと、その後同じ振袖は入ってこないので、その時その時が出会い「一期一会」の1枚となります。

新たに、可愛く娘にも似合いそうな振袖が何点か入ってきました。
前回のミントグリーンの振袖がまた成約されずあったので、それと合わせて再度娘に選ばせました。

結果はやっぱり前回と同じ、ミントグリーンの振袖でした。

その1枚になるまでに、様々考えました。
呉服店に勤めているという一丁前のプライドもあり、娘を1番可愛くしたい。
私の着せたいイメージも、予算もある。
母としても最後まであの手この手で、悪あがきもしてみました(笑)

でも結局、娘に1番似合っていたのは、娘の選んだミントグリーンの振袖でした。

ミントグリーンに決めてからは、帯や小物などを店長に、素敵にコーディネートしてもらいました。

余談になりますが…
身内を褒めて手前味噌になりますが、ふじもとの店長のコーディネートのセンスの良さは、プロの着物のアドバイザーの先生方も認める腕前です。

その振袖姿を見た時に、娘に1番似合っているのはこの振袖だと、素直に思うことが出来ました。

ご来店頂くお母様やご家族様と、お嬢様とのお好みが合わず、なかなか決まらないこともあります。

今回私は、そのご家族の気持ちを痛いほど感じました。

それに加えて、親や家族の好みより、娘やアドバイス下さる皆様の意見をフラットに聞くことが意外と出来ないものなんだということも、良く分かりました。

そして予算も大事です。
これくらいだといいなと思う金額が、それぞれあります。
私も今回、悩みに悩みました。

 

 

決定

 

悩みに悩んだ結果、

私は、せっかくこうして振袖を選ぶお手伝いの仕事に就いていて、出来るだけ皆様のご希望に添ったものをと思い勤めていて、自分のたった1人の娘の振袖なのだから、支払いは大変だけど、娘が1番着たいと思うものを着せてあげたいと思い、腹を括りました。

(大袈裟だと思われるかもしれませんが、私にとってはそれくらい大きなお買い物でした)

そう思えたのも、店長やスタッフからのアドバイスがあったからこそです。

第三者からの意見の有り難さを改めて知ることができました。

 

 

娘の振袖選びをしてから、来店して頂く皆様のお気持ちが、よりリアルに分かるようになりました。
色や柄、ご予算で迷っておられるお母様のお気持ちも、

娘を1番可愛くしてあげたいと願うお気持ちも、

我が子を「可愛い」と思って見ておられるお姿も、

心の中で「お気持ちは痛いほど分かります!」と思いながら、応対させて頂いています。

お嬢様とご家族様の意見が合わないこともあります。
特に今のお嬢様方は、美的センスもあり、良い意味でこだわりがしっかりあり、個性を大切にされています。

皆様とてもオシャレで、自分に似合うものが良く分かっておられます。
私の若い頃は、大人が用意してくれた振袖を、迷いなく着ていました。

それはそれで信頼関係があるからこそで良かったと思いますが、今のようにご自身でしっかり選び、こだわることは、前撮りや成人式を迎えるのを楽しめ、とても良いことだと私は感じています。

振袖選びで悩んでおられる方も多いと思います。
どこに相談したらいいかな?と思っておられる方もおられると思います。

私たちふじもとスタッフは、皆様にそれぞれの形でご満足・ご納得頂けるお手伝いをと思い勤めております。
迷われるお気持ちも、自分が1番可愛くなりたいというお気持ちも、共感できます。
成人式を迎えられるお嬢様、ご家族様のお気持ちに寄り添いたいと思っております。

どんなことでも構いません。
お手伝いでき、お役に立てることを喜びと感じています。

何度でも、ご納得頂けるまでお手伝いさせて頂きますので、迷っておられたら、是非一度ご相談下さいませ。

 

 

先日、娘の前撮りでした。
娘の寸法に仕立て上がり、しっかりヘアメイクして着た姿は、とても可愛くて、

「やっぱりこれにして良かった!」

そして

「うちの子が1番可愛い」

と私もしっかり親バカでした(笑)

            

           山本

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