スタッフブログ

祖母が張り切っててちょっと困る…?三世代で楽しく振袖を選ぶコツ、教えます!

こんにちは。

山口市米屋町の振袖専門店「ふじもと呉服店」立石です。

秋の深まりとともに、成人式の準備が本格的に動き出す季節になりましたね。

この時期は、新作振袖や小物が続々と入荷し、ご家族でのご来店も増えてまいります。

今回は、私の実体験を交えた“三世代での振袖選び”のお話です。

「おばあちゃんが張り切りすぎて困っちゃう…」という方もきっと共感していただけるはず。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

親子で振袖選び

\おばあちゃんと一緒に振袖選び、ふじもと呉服店/

▽▼振袖の試着予約はコチラ▼▽
ご来店予約

 

目次

うちのおばあちゃん、ちょっと突っ走るタイプです
三世代で振袖を見に来ると良い思い出になります
「あるある!」三世代で起こりがちなすれ違い
プロが実践!三世代で楽しく振袖を選ぶ3つのコツ
今年の新作振袖&小物トレンド紹介
実際のお客様エピソード
振袖選びは“家族の思い出づくり”
まとめ|ご試着は予約制です


うちのおばあちゃん、ちょっと突っ走るタイプです

今回は、少し個人的な話から始めさせてください。

うちの母、つまり娘たちにとってのおばあちゃんは、昔から少し“突っ走るタイプ”なんです。

私が子どもの頃、「浴衣が欲しい」と言ったら、一緒に選びに行くのではなく、母の好みで反物を買ってきて、自分で縫ってくれました。

欲しかったのは、大人っぽい綺麗系の浴衣でしたが鞠など、丸いモチーフの可愛い印象の柄でした。

最近も「夏物の着物を貸して」とお願いしたら、「汚されたら困るから」と言って、なんと私用に新しい既製品の夏物の着物を買ってきてくれました。

夏着物

自分では選ばない柄だったので「せめて一緒に見に行くか、写真送ってくれたらいいのになぁ」と思いながらも、その勢いと愛情には毎回圧倒されます。

そして今度は、孫の振袖にまでその“勢い”が発揮されました。

「美容室がレンタルをやめたらしいから、帯や着物を安く譲ってくれる。振袖もあるけどいる?」「地元の呉服屋さんが振袖安くしてくれるって言ってたから、見に行こう」など、母の方がそわそわしています。

母は京都によく行くのですが、行く先々で振袖を見ては、「お孫さんと一緒に見に来られたほうがいいですよ」とお店の方に言われるほどの熱の入れよう。

正直、私は「気持ちはありがたいけれど、ちょっと待って〜!」と感じることもしばしばです。

県外の実家近くの呉服屋さんで購入すると、着付けを別途予約しないといけないので、長女も次女も、山口市のふじもと呉服店で振袖を購入します。

成人式だけじゃなく結婚式のお呼ばれや結納でも着付け無料で、成人式会場からも近いのが魅力です。


実は、母自身が19歳の頃に大きな病気をした経験があり、そのことも影響してか、昔から厄払い節目の年齢の過ごし方に強い関心を持っています。

「18歳、19歳、20歳は人生の中でも環境や体調が変わりやすい時期だから」と、娘たちの健康をすごく気にかけてくれていて、誕生日には厄除けの意味を込めてネックレスをプレゼントしてくれました。

冠婚葬祭のパールのネックレスセットも、先走って姉妹に買ってきてくれました。

美容室のレンタル落ちの振袖は、予定外だったのですが長女が振袖選びをきっかけに着物好きになったので面白そうだから購入してみました。

真っ赤な無地の振袖。無地の振袖のコーディネートも楽しみです。

結婚式の打掛けの下に着るもので、すそには綿が入っていました。

赤い振袖

裾にわた成人式用の振袖はすでに別で用意してあるので、こちらはお出かけ用の遊び着として楽しむ予定です。

レンタル用に仕立てられていたため、サイズは大きめ。

すその綿も含めて短く切ってもらい、娘に合う長さに調整しました。

そではまだ振袖のままですが、しばらくは“長いそでの優雅さ”を楽しむつもりです。

ふじもとのスタッフに相談したら「振袖を着ない年齢になったら、そでを短くして色無地として使うのも素敵ですよ。好きな色に染め変えれば印象が変わります」とアドバイスをいただきました。

長く大切に着るための工夫を教えていただけるのも、やっぱり呉服店ならではの魅力ですね。


母の行動はいつも少し早くて、たまに“先走りすぎる”こともあります。

けれど、その背景にはいつも「家族を想う気持ち」と「自分ができることはしておきたい」という母らしい優しさがあります。

そんな母に育てられたからこそ、私自身も「娘たちには、想いのこもった一着を着せてあげたい」と思うようになりました。

“おばあちゃんの暴走”も、見方を変えれば“愛情の暴走”。

きっと三世代で振袖を選ぶ時間も、後から振り返れば大切な思い出になるのだと思います。


三世代で振袖を見に来ると良い思い出になります

ふじもと呉服店でも、「祖母・母・娘」の三世代でご来店される方が多くいらっしゃいます。

特におばあちゃんが主導のケースも多く、「私が買ってあげたい」「思い出に残る一着を贈りたい」とおっしゃる姿に、スタッフ一同心が温まります。

おばあちゃん世代にとって、成人式の振袖とは“家の誇り”でもありました。

昭和の頃は、振袖一式が100万円前後することも珍しくなく、仕立てから染め、刺繍まですべてが職人の手による“逸品”でした。

今の振袖にはない、まるで美術品のような豪華さと存在感。

その一着に「娘や孫の幸せを願う気持ち」が込められていたのです。

高級振袖

ふじもと呉服店には、職人の手による逸品振袖から今っぽい色柄のお手頃価格の振袖まで幅広く取り揃えています。

お母さま世代にとっては、伝統の価値を大切に感じつつも、現実的な準備や費用、当日の段取りまで考える必要があります。

そのため、「レンタルでも十分かもしれない」「着ていて楽なものがいい」「お手入れが簡単な方が助かる」とお考えになる方が増えているのも自然なことです。

そして今の娘さん世代は、InstagramやTikTokなどでトレンド情報を日々チェックしています。

「SNSで見たあのコーデがしたい」「自分らしい雰囲気で成人式に出たい」など、“個性とバランス”を大切にする世代です。

三世代が一緒に来店されると、時代ごとの価値観の違いが一気にテーブルに並びます。

最初は意見が分かれることもありますが、どの想いにも共通しているのは“お嬢様を想う愛情”。

実はその「すれ違い」さえも、後から振り返ると楽しい思い出になります。


おばあちゃん振袖・ママ振袖を「今風」にアレンジする楽しさ

近年は、おばあちゃんやお母さまの振袖をお嬢様が着る“ママ振袖”“おばあちゃん振袖”も人気です。

昔の職人の技が光る生地や柄は、今見てもため息が出るほど美しく、上質なものほど時を経ても色褪せません。

ただし、現代のスタイルとは帯や小物のバランスが少し異なります。

そこでおすすめなのが、小物のアップデート

帯揚げおびあげを淡いくすみカラーに

重ね衿かさねえりをパール付きの新作に

・バッグや草履ぞうりを今風のシンプルデザインに

このように少しアレンジするだけで、三世代が満足できる

伝統×トレンドの融合コーデ” に仕上がります。

おばあちゃんも「昔の振袖がこんなに今っぽくなるのね」と驚かれ、お嬢様も「私らしい!」と喜ばれる瞬間です。

 

関連記事はコチラ▼▼▼

ママ振袖・姉振袖を今っぽく楽しむコーディネート術

ママ振も個性が光る、今どきアレンジ

親の振袖はダサくない!小物で今風に着こなす成人式


前撮りと成人式で“両方の良さ”を楽しむ方も

最近では、「ママ振袖・おばあちゃん振袖は前撮りで着て、成人式本番は新作振袖を着る」というスタイルも人気です。

前撮りでは、ご家族の思い出の振袖で写真を残し、

成人式当日は、最新トレンドの新作振袖でお友達とお祝い。

どちらの良さも楽しめる上に、祖母・母・娘のそれぞれが「自分の思い出が形になった」と感じられる、最高の形です。

実際、前撮りの撮影時には「おばあちゃんの振袖を着てくれて嬉しい」と涙ぐまれる方も少なくありません。

成人式を迎えるお嬢様にとっても、「この振袖を着たときの写真を見せたい」と、家族への感謝が自然と生まれる時間になります。

★新作振袖はコチラ★

関連記事はコチラ▼▼▼

倍楽しい成人式の前撮り!自分と親の振袖2着で特別な思い出を作ろう!


思い出話が花咲く“特別な一日”

三世代で振袖を選ぶ時間は、世代を越えて語り合える貴重なひとときです。

「ばあちゃんは、ハイカラだったからデパートで一番良いの買ってくれたのよ」

「娘や孫も着られるように標準サイズで仕立てたの」

「結構可愛いかも」

そんな会話が飛び交いながら、笑顔が絶えない空間。

お嬢様にとっても、母や祖母の若い頃の話を聞く貴重な機会になります。

そして、「この振袖に決めた!」と笑顔で帰られるその瞬間、スタッフも胸が温かくなります。


「あるある!」三世代で起こりがちなすれ違い

三世代で振袖を見に来られると、それぞれの想いがあってこそ、時には“意見のぶつかり合い”が起こります。

でも、どれも「お嬢様を想う気持ち」から生まれるもの。

ここでは、ふじもと呉服店でもよくある“あるある”をご紹介します。


祖母・母は“定番の赤”、娘は“くすみカラー”

祖母:「やっぱり成人式は赤が一番!柄がはっきりした豪華なのが良いわよ」

娘 :「え〜、私は寒色系で柄が同系色の大人っぽいのが着たいな…」

赤VSくすみおばあちゃんやお母さまにとって、成人式といえば“赤”というイメージが強いもの。

「晴れの日らしい華やかさを着せたい」という想いがあるのです。

一方、令和世代のお嬢様たちは、SNSで見た淡いくすみカラーやシックな振袖を選ばれる方が多く、「自分らしさ」「ナチュラルな雰囲気」を大切にされています。

時代ごとの感性の違いから意見が分かれるのも当然のことですが、どちらも“お嬢様をより素敵に見せたい”という愛情の表れです。

私自身(母世代)も、実はよくわかります。

娘たちの雛人形を選ぶとき、当時シックな、くすみカラーの大人っぽいものを選びました。

雛人形

これは、これで気に入っているのですが、「やっぱり王道の赤で華やかなものにしても良かったかな」と思うこともあります。

だからこそ、娘の振袖選びでは、「お母さんが言ったから、これにした」と後から言われないように娘自身が自分で選ぶことを何より大切にしました。

成人式は一生に一度。

おばあちゃんや母の想いももちろん大切ですが、最後はやっぱり“着る本人のトキメキ”が一番です。

鏡の前で「これがいい!」と笑顔になった瞬間、それが“運命の一着”。

家族全員が納得できる選び方ができると、きっとその後も良い思い出になります。


プロが実践!三世代で楽しく振袖を選ぶ3つのコツ

1. お嬢様の希望をまず尊重する

やっぱり一番大事なのは「着る本人が好きな振袖」。

ママ振りを前にして、あまり乗り気じゃない娘さんも多くいらっしゃいます。

新作振袖を羽織ってみて、新作振袖に決まる方も。

古いから嫌だと思っていた、ママ振袖も着てみたら意外と似合って、嬉しそうな表情になることも。

事前に好きな色味や柄をSNSで保存しておくとスムーズです。

ふじもと呉服店では、最初にお嬢様のイメージを丁寧にヒアリングし、そこからご家族の希望を少しずつ重ねていくスタイルを取っています。

2. 祖母のこだわりは“小物”で活かす

同系色コーデは、スッキリとカッコイイイメージになりますが、場合によっては地味になることも。

差し色や、小物で華やかなものを合わせて、20歳のフレッシュなイメージ。お祝い感をプラスするのもおすすめします。

「おばあちゃんが選んだ小物を身につけて成人式に行く」これだけで特別な思い出になります。

たとえば、祖母の好みの草履ぞうりバッグや髪飾りをアクセントに使ったり、縁起の良い柄の帯を取り入れたり。

少しの工夫で、三世代の満足度がぐんと高まります。

3. “写真”でおばあちゃんも幸せに

色無地おばあちゃん併設のRental&Photo Studio Festaレンタル&フォトスタジオフェスタでは、祖母とお孫さんのツーショット撮影も人気。

お持ちの色無地や訪問着を着て、

おばあちゃんが“孫の成人式”を一緒に感じられる最高の思い出になります。


今年の新作振袖&小物トレンド紹介

ここからは、2027-2028年成人式に向けた新作コレクションをご紹介します。

三世代で見ても「これならみんな納得!」というデザインを中心にセレクトしました。

黄土色の新鮮なイメージの振袖

黄土色振袖落ち着いたアースカラーに華やかな花柄が新鮮な印象。

SNS映えも◯ピンクのくすみカラー

ピンク振袖くすみ可愛い印象のピンクの振袖も、同系色のくすみ柄で大人っぽく♪

王道の赤×落ち着いた色の柄

赤い振袖赤振袖の飽きの来ない古典柄。柄の色味がシックなので今っぽさも。

小物トレンドにも注目!

レース帯締め飾り今季最新は、帯締めおびじめに重ねるレースです。帯締めおびじめの飾りを生かしてガーリーさをプラスできます。ホワイト・ブラックの2色展開。ぜひ店頭でお試しください。


実際のお客様エピソード

お孫さん不在で“おじいちゃん・おばあちゃん”が来店されたケース

印象的だったのは、お孫さん抜きでご来店くださったおじいさまとおばあさまのエピソードです。

「かわいい孫に、思い出に残る一枚を贈りたいんです」と話され、

店内でじっくりと振袖をご覧になっていました。

お二人が手に取られたのは、上品な緑色の振袖

「この色、きっと似合うと思う」とおばあさまが微笑まれ、

その場でお決めになりました。

お孫さんは県外の大学に通っており、すぐには来店できなかったため、

スマートフォンで写真を撮って送られることに。

少し緊張気味に返信を待つお二人の姿が、とても微笑ましかったです。

孫の振袖数分後、「この振袖、すごくかわいい!これがいいです!」と返信が届き、

おじいさまもおばあさまも嬉しそうに顔を見合わせておられました。

ご購入は春に決まり、夏の帰省に合わせてお孫さんが採寸のためにご来店。

おじいさまおばあさまは、お父さま側のご両親で、娘さんがいらっしゃらなかったとのこと。

だからこそ、「待望の女の子のお孫さんが本当に可愛くて仕方ないんです」と、

終始目を細めてお話しされていました。

三世代の中でも特に“祖父母からの想い”が強く伝わる一件で、

スタッフも心に残る温かいエピソードでした。


振袖選びは“家族の思い出づくり”

おばあちゃんが張り切るのも、ママが悩むのも、娘が少し照れるのも。

その全部が、家族の物語です。

振袖選びの時間は、親子三代の絆を深める大切なひととき。

色や柄で意見が分かれても、最後に「この振袖にしてよかったね」と笑い合える瞬間が訪れます。

その笑顔こそが、成人式を迎えるご家族にとって何よりの宝物です。

成人式が終わって何年経っても、

「あのとき、おばあちゃんがこんなこと言ってたよね」

「最初は意見が合わなかったけど、あれにして本当によかった」

そんな会話がふとしたときに蘇る。

振袖選びとは、まさに“家族の思い出づくり”の時間なのだと思います。

ふじもと呉服店では、そのひとつひとつの時間を大切にしています。

スタッフが間に入りながら、ご家族それぞれの想いを丁寧にくみ取り、

最終的にお嬢様が「これが着たい」と心から思える一着をご提案いたします。

試着のひとときが、笑顔でいっぱいになりますように。

そして、その笑顔がこれからの人生の節目を照らす、温かな記憶となりますように。


まとめ|ご試着は予約制です

おばあちゃんも、ママも、そして娘さんも。

みんなが笑顔で「この振袖にしてよかった」と思えるように。

ふじもと呉服店では、三世代でのご来店を心よりお待ちしております。

新作振袖・小物も続々入荷中です。

ぜひお気軽にお越しください。

【ご試着は予約制】

ご家族みなさまでのご来店、大歓迎です。

▽▼資料請求&お問合せはこちらから▼▽
資料請求ボタン
 
▽▼試着・ご相談もお気軽に!予約は今すぐ▼▽
ご来店予約
 
店舗案内・アクセスはコチラ
ふじもと呉服店店舗案内