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振袖がお手元に届くまでの流れ

登録日:2021.10.15

お知らせ振袖振袖小物

 

こんにちは、呉服部原田です。

 

とても過ごしやすい季節になり、

着物でお出掛け、又、衣替えでタンスの

整理と共に着物も空気の入れ替えもしてみてください。

秋晴れの10月は、

昔から言われている虫干しの時期の一つです。

 

 

さて、今回は、

振袖を買ったけれど

『納品まで数ヶ月って言われたけど、、!?』

どうして時間がかかるの?

私の振袖大丈夫?

と、不安に思われていらっしゃる方も

多いのではないでしょうか。

 

 

そこで、購入からご納品、又、

前撮り撮影や成人式での

着付けの準備の様子をお伝えしたいと思います。

ご存知のように、

着物は加工、お仕立てをする時間が必要です。

 

商品点検なども含めて、

平均で3ヶ月いただきますので、

早めのご来店をおすすめします。

 

しかし、成人式など、着たい日が

近い場合はお仕立て上がりの振袖など、

ご相談しながら進めさせて

いただきますので諦めないで下さい。

草履バッグ

草履バッグ

ご成約からご納品までの

 

 

7項目をご紹介します。

 

《ご成約後》

1.振袖一式を箱に収める。

 

他の商品と間違えないように決まった品

全部を一緒にしてから移動します。

 

2.写真撮影

 

振袖、振襦袢、袋帯はもちろん、

小物も写して、今後商品の間違いが

起こらないように写真とデータで残しています。

この時に、広げながら商品チェックもします。

又、ご納品後に、帯揚げ、帯締めなどが、

本人様分とご姉妹様分と分からなくなった

場合も役立ちます。

 

 

3.加工出し

 

着物専門の加工場がある京都に送ります。

振袖は仮縫いがしてある状態ですので

解いて振袖と八掛に分けて

それぞれはぎ合わせて

1枚の反物にします。

湯のしが終わるといよいよ仕立てに入ります。

(湯のしとは:反物に蒸気を当てて、

シワを伸ばしたり、幅を合わせて、

仕立てが綺麗に出来るように

調整することです。)

パールトーン加工もしています。

 

振袖・・・振袖の仕立ては、

ほぼ合わせ仕立てですから、裏地として

胴裏と八掛があります。

表と裏それぞれ縫って、合わせていきます。

(仕立てを1からお話しすると

長くなりますのでここまでで)

 

お嬢様お一人お一人に合わせての

寸法ですし、柄を合わせて全て手縫いで仕立てます。

 

振襦袢・・・もちろん手縫いですし、

振袖の寸法が決まってからになります。

半衿も付けて仕立て上がりです。

 

袋帯・・・芯を入れて口を閉じていきます。

 

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4.小物について

 

 

小物セット

小物セット

 

重ね襟、帯揚げ、帯締め、草履バッグセット

などは、振袖が仕立て上がるまで保管しています。

仕立てなどがないため、

現品の場合は、お支払い頂いた時に

お渡し出来ますが、写真を撮って

一式として残しておくことと、

衣装箱に振袖一式として

ご納品の方が、私たちもお客様も

商品が分からなくなるという事が無いと思います。

ショール

ショール

 

5.仕立て上がり

 

お仕立て出来た振袖、振襦袢、袋帯は、

検針器にかけて針の取り忘れがないか

必ず確認します。

「ふじもと」と店名が入った

「たとう紙」へ入れます。

これはふじもとで、

お誂えした振袖であるということが

世代を超えて残っていきますので、

ふじもとも責任をもってお納めさせて

頂いた証になります

 

 

6.ご納品の準備

ご納品用箱

 

 

 

衣装箱に振袖や小物を入れていきます。

又、草履バッグセット、着付け用小物セット(肌襦袢、裾除け他)、ショールなど、

一式セットして、お客様にお電話します。

 

 

小物セット

小物セット

以前は、大安日などお日柄を

考えての事が多かったのですが、

最近はお仕事のご都合や天気、

ご家族の事情もさまざまですので、

ご来店の納品お渡しが主流になってきました。

 

 

7.そのまま前撮り準備へ

 

ほとんどのお嬢様は、

前撮り撮影をしますので、

撮影日まで2〜3ヶ月の場合はそのまま

お預かりする事があります。

 

一度ご来店されて、振袖の仕上がり、

商品の確認をしておく事は、

前撮りを迎えるのに安心と思います。

 

ご納品まで、大変お待たせ致しますが、

1枚ずつ、1枚ずつ

お嬢様、ご家族様の大切な晴れ着を

心を込めてご準備させて頂きます。

 

 

  【おまけ】

“躾(しつけ)って!?”

 

お誂えした振袖には、躾がしてあります。

襟、袖、立褄(襟先からつま先までのこと)、裾に、白しつけ系で縫ってあります。

これは、仕立てた時に落ち着かせる

意味がありますので着付け前には取ります。

 

ふじもとでは、着付けの準備の時に

お取りしますので、そのまま持って来て

頂いてOKです。

広げて取りますので、あと畳むのも大変と思います。

 

※※注意※※

同じ躾糸で “ぐし”という躾の縫い方があります。

これは取らないでくださいね。

(とても細かい縫い目です。)

 

 

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ふじもとは、山口県内で唯一の

日本着物システム(JKS)の加盟店として

山口市、防府市、萩市、長門市、美祢市を
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振袖選びから成人式後の
アフターフォローまで
誠心誠意、スタッフ全員で
お手伝いさせて頂きますので、
どうぞ宜しくお願い致します!
 

 

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