スタッフブログ

振袖の色選びはどうしたらいいの?

こんにちは!
営業の山下です。

今回は、お振袖の「色」をテーマに書かせて頂きます。

「振袖と言ったら赤!」というイメージをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、
最近の振袖のカタログを見てみると
赤だけでなく、青、緑、ピンク、黒、白…と様々な色の振袖が載っていますよね。

もちろんお好きな色を選んでもいいですし、せっかくなら自分に一番似合う色が
着たいというお嬢様もいらっしゃると思います。

ですので、今回は「色」に注目した振袖を選ぶときのポイントを
ご紹介したいと思います。

 

色が与える印象

実は私、絵を描くことが趣味で、色に興味があったので
大学時代に色彩検定という資格を取得しました。

そこで学んだ内容によると、
色の感じ方には個人差があるのですが、多くの人が一つの色に対して同じ印象を持つことがあるそうです。
これを色彩心理と言い、それぞれの色には期待できる心理作用というものがあるとのことでした。

まずは色の基礎知識について
それぞれの色の一般的なイメージと期待できる心理作用をご紹介します。

 

 

 

 

 

 

一般的なイメージ
熱い、派手、情熱的、明るい、元気など

期待できる作用
・元気や、やる気を起こさせる
・暖かい印象を与える
・目立つ

 

 

 

 

一般的なイメージ
寒い、冷静、広大、誠実、平和、知性など

期待できる作用
・信頼感を高める
・冷静沈着な印象を与える
・気持ちを落ち着かせる

 

 

 

 

 

一般的なイメージ
明るい、元気、幸福、喜び、優しい、友情など

期待できる作用
・注目を集める
・明るい印象を与える
・コミュニケーション力を高める

 

 

 

 

 

一般的なイメージ
自然、安らぎ、落ち着き、安心、平和、若さ、健康など

期待できる作用
・落ち着いた印象を与える
・安心感を与える
・心を穏やかにする

オレンジ

 

 

 

 

 

一般的なイメージ
暖かい、明るい、元気、友情、かわいい、楽しい、希望など

期待できる作用
・親しみやすい印象を与える
・元気になる
・明るく陽気な気分にする

 

 

 

 

一般的なイメージ
高貴、高級、大人っぽい、神秘的など

期待できる作用
・特別な存在感を演出する
・大人っぽさや個性を感じさせる
・芸術的感性を刺激する

ピンク

 

 

 

 

一般的なイメージ
かわいい、甘い、優しい、幸せ、やわらかい、恋愛など

期待できる作用
・女性らしい印象を与える
・優しい気持ちにして穏やかにさせる
・気持ちを和ませてリラックスさせる

 

 

 

 

一般的なイメージ
強さ、夜、高級感、シック、かっこいいなど

期待できる作用
・気持ちを引き締める
・モダンでスマートな印象を与える
・神秘的な存在感を演出する

 

 

 

 

一般的なイメージ
純粋、清潔、神聖、清楚、平和、自由、きれいなど

期待できる作用
・すっきりとした印象を与える
・重厚感がなく軽い印象にする
・緊張感を高める

 

 

今回、9色の色を上げましたが
いかがでしたでしょうか?

わかる!といったものや初めて知ったというものもあったのではないでしょうか。

今はこのほかにも青緑やカーキ、グレーなどの振袖もありますので
そういった色を着てみたいという方はその色について調べてみるのもいいかもしれませんね。

 

また、これらは色だけだとこのようなイメージになりますが、
柄と組み合わせることでまったく違う印象になることがあります。

例えば、黒地でもピンクのかわいいお花が入っていたらかわいい印象になりますし
赤地でもピンクのお花だとかわいらしく、青いお花だとクールな印象を与えることができます。

さらに色の濃さが違えばまた違う印象になることもありますので、
1つの色でも、いろんな振袖を見てから選ばれるといいと思います。

そしてこれは豆知識なのですが、
青などの寒色系や黒の着物を着るとほっそりして見える効果があります。

これは洋服でも同じで、女の子には嬉しい効果ですね。

 

 

イエローベース、ブルーベース

皆さんも聞いたこの2つの単語は聞いたことがあるのではないでしょうか?
色には、黄色みを感じさせるイエローベースと、青みを感じさせるブルーベースがあるとされています。

黄色み、または青みをアンダートーンといい、それぞれのアンダートーンを持つ色同士は共通の要素が
あるので、調和しやすい配色になるのだそうです。

これは皆さんの肌の色に関係します。

つまり、肌の色がイエローベースなら同じイエローベースの色のものを
肌の色がブルーベースならば同じブルーベースのものを合わせると、調和が取れて、
表情をより生き生きと見せることができるということです。

また、こうした自分に合う色をパーソナルカラーといいます。

パーソナルカラーには4つタイプがあり、それは四季によって分けられています。
ですが、春タイプに合うのはピンク!といった色の分別ではなく
春にはピンクの中でも優しいピンク、というように一つの色を明るさや鮮やかさで分けて
それらをそれぞれの季節に当てはめたものになります。

自分のパーソナルカラーを知っておくと日々のお化粧品選びにもとっても役立つので、
是非、お近くのお店やネットでできるところがあれば、一度試してみてください。

 

 

 

どうして赤色が人気なの?

また、振袖で色というと赤を思い浮かべる方が多いと思いますが
どうして赤が人気なんだろうと思ったことはありませんか?

私はまさに「振袖といったら赤でしょ!」と言って赤を選んだ人なのですが
振り返ってみると、どうして赤なんだろうと思ったことがあります。

実際、振袖の色はカラフルになっていますが
今でも全国的には約4割の方が赤を選ばれています。

なぜ赤が人気なのか、理由は3つあります。

 

1つ目は似合う色だから
赤い振袖は日本人の肌になじみやすく、黒目を引き立ててくれるとされています。
また赤自体、人の目を引く華やかな色であり、最も記憶に残る色とされているので
一生に一度の成人式を最も記憶に残る日にするために選ばれるのかもしれません。

 

2つ目はおめでたい色だから
日本人は赤という色に対し「おめでたい」という印象を持たれている方が
多くいらっしゃいます。紅白まんじゅう、紅白幕、赤飯など、おめでたい場面でよく赤が使われていますよね。

国旗の日の丸も赤ですし、日本人にとって赤は特別な色なのかもしれませんね。

 

そして3つめは厄除けの色だから

赤は興奮や元気など、エネルギーを感じさせる色とされています。
古くから太陽や炎、血液など生命に直結するものと結びついていることから
「エネルギー」の象徴とされているようです。

赤の期待できる作用に「元気や、やる気を起こさせる」とあるように
人の活動を促す色とも言われます。

また、そうした効果を持って危機を乗り越えてきたことから
赤は厄除けや魔除けの色とされているそうです。

女性の19の年は厄年ですので、こういった意味合いは大事ですね。

 

挙げてみるといろんな理由がありましたね。

ですが、こうした人気な色は他の人と被ってしまうかもしれないという不安があると思います。
せっかくの成人式、他の人と被ってしまうのは嫌ですよね。

ですが赤にもその明るさ、色の濃さによってたくさんの種類があります。
また人気の色だからこそ柄もたくさんありますし、合わせる小物によって全く違う印象で
着て頂くこともできるので、被るかもしれないという理由であきらめる必要はありません。

 

 

 

自分にとって一番の色で成人式をお迎えくださいね。

 

 

白の振袖って結婚式で着ていいの?

白の振袖を購入されるお客様に多い質問で「結婚式に白の振袖って大丈夫なの?」
というのがあります。

結論を先に言ってしまうと大丈夫です。

着物と洋服ではマナーが違うので、黒の服も一般的にはNGですが
黒の振袖も白の振袖も柄が入っているので問題ありません。

基本的には振袖ならどんなものを着ても大丈夫です。

 

 

いかがでしたでしょうか?

ひとえに色と言っても人によって感覚が違うから難しいですよね。

 

ふじもとでは、振袖を1枚1枚、ご試着してみて頂けますので
着になる色がある方は是非合わせに来てみてください。

また振袖の数も県内では最多を誇っておりますので
意外な出会いもあるかもしれません。

ご予約はこちらより

皆さまのお越しをお待ちしております。

 

山下