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明けましておめでとうございます。 〜成人式に振袖を着る意味について〜

新年、明けましておめでとうございます。

ふじもと呉服店でマネージャーをしております長谷川です。

本年も変らぬご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

昨年末に、令和3年長門市の成人式が延期になったのを始めとし、各地域での成人式が相次いで延期となり、成人式に向け準備を進めてまいりましたふじもととしましても、行政の方針に従いながら延期後の成人式の準備からサポートまでしっかりとさせていただく所存でございますので新成人の皆様、ご家族の皆様におかれましてもご心配の中ではあるかと思いますが、どうぞ引き続きよろしくお願い申し上げます。

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コロナ禍の中

皆さんはどのようなお正月をお過ごしでしょうか?

ご家族でゆっくり和やかなお正月をお迎えでしょうか?

それとも、友達とわいわいリモート集まりで盛り上がっているのでしょうか?

今年は年末年始の過ごし方も今までのようにはいかず、家族に会うのもままならない、大事な人だからこそ距離をとらなければいけない状況下があり、お一人でお正月を迎えている方もいらっしゃるのではないかと思います。

テレビに目を向けますと

このお正月の時期はきれいな着物や振袖をお召しになった女性のタレントさんやアナウンサーが多く、ついつい見入ってしまいますね。

今、流行の着物や振袖のコーディネートを見る事ができますし、この時期は雑誌やCMでも和服や振袖がとても多くて勉強にもなるのです。

そんな中、今回は

成人式に振袖を着る意味について

書かせていただきました。

少し楽しみが先延ばしになりましたが

「振袖を着る意味」を知り

成人式では素敵な振袖姿に心を踊らせていただけたらなと思います。

 

成人式で振袖を着るのはなぜ?

そもそも、「どうして成人式では振袖を着るのだろう?」と思った事はないでしょうか?

日本の文化だからというのもあるとは思うのですが、もう少し振袖の事を深く掘り下げてみますと

振袖の原型はすでに飛鳥時代に存在していたそうなのです。

現代では、振袖は女性が着るものですが、もともとは、体熱のこもりやすい子供のために、振り()を開けた着物が作られ、若い女性や元服(成人)前の男の子が着用していたそうです。

 

そうして現在の振袖の形となっていったのが江戸時代のことです。江戸時代の前期より時代が経つにつれ、徐々に現在の振袖の袖丈と長さになっていきました。

なぜ長くなったのかということに関しては、諸説あるようですが、一つには、舞踊を披露する際、舞台の上でより美しく女性らしく見えるように長くしたと言われています。

そして、振袖の袂が長くなると、日常の動作には邪魔になることが多かったため、特別な日以外に使われることはほとんどなくなっていったそうです。

*振袖という名前は、長い袖を振ることに由来しています。

古来より「振る」というしぐさには神様を呼び寄せる、厄を払う、身を清めるなどの力があるとされているそうで、長い袖を振る振袖には良縁を呼び厄払いやお清めの効果もあると考えられてきました。

そして、もう一つ「振る」に込められた女性ならではの思いもあったそうです

自分の思いを言葉にするのは「はしたないこと」とされてきた日本の女性は言葉にはできない自分の思いを振袖に託し、男性からの求愛に対し、「好き」と伝えるときは袂を左右に、「嫌い」と伝えるときには袂を前後に振って意思表示をしました。

そして、その事が現代でも恋愛で使われている「振る」「振られる」という言葉の由来にもなっているそうです。

*既婚女性であれば袂を振る必要がないため、振袖は未婚女性しか着用しないのが一般的となっていきました。

その事から、成人式の日に振袖を着ることは、厄除けや神様の加護を祈るなど、お嬢様の人生の門出を祝うと共に良縁など幸せを願う気持ちが込められているのです。

 

振袖には袖の長さに合わせ大きく分けて3種類あることはご存知ですか?

袖丈113cm前後のものを『大振袖』

・結婚式で花嫁さんが着るのを見たことがある方もあるかもしれませんが、引きずるほど長い袖が特徴です。

 

袖丈100cm前後のものを『中振袖』

・成人式で着られている振袖は正確にはこちらの『中振袖』というものになります。

 

袖丈85cm前後のものを『小振袖』と呼びます

・卒業式の袴で良く着用されている着物がこの『小振袖(二尺袖)』です

袖が長いほど、格調が高く改まった感じになります。

 

成人式のルーツは?

終戦間もない頃、埼玉県で行われた「青年際」が全国に広まり現在の成人式となっています。

「次代を担う青年たちに明るい希望を持たせ励ますため」の青年祭に日本国政府が影響を受け、成人の日制定のはこびとなりました。

1948年制定の祝日法では、成人の日は115日と定められていたが、これは元服が小正月にあたる115日に行われることが多かったからとされています。

旧暦の115日は満月にあたるため、年の初めと考えられていたようです。

ですが、2000年のハッピーマンデー制度導入に伴って、成人の日は1月の第2月曜日に変更されており、2021年は110日にあたります。

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成人式は

家族みんなの晴れの日

お嬢様が大人の一歩を踏み出すその瞬間をご両親に見つめられ大振袖を見事に着こなす姿には万感の想いが込み上げることでしょう。

そして、振袖に描かれた煌びやかな世界は幸運を願うご両親の心そのものです!

ご両親にとってもお嬢様の二十歳の節目は宝物のような日になることでしょう。

私たちスタッフもその晴れの日をお手伝いさせて頂きますことを喜びとして歩んでまいりました。

また、これからも感動を皆さまと共に味わいながら歩んでまいりたいと思っておりますので、どうぞ引き続きよろしくお願い申し上げます。

マネージャー 長谷川

 

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