スタッフブログ

振袖といえば「赤」!その魅力について説明しちゃいます

 

こんにちは!

山口市米屋町商店街にあります、ふじもと呉服店 呉服部の山下です。

 

今回は大人気の「赤」の振袖について書かせて頂きます。

昔から振袖といえば赤というぐらい定番の色ですが、産業の発展とともにいろんな色が増え、人気がバラけるようになっていました。

振袖5人

ですが最近再び赤人気が高まってきているようですので、今回は赤色の種類やなぜそもそも振袖といえば赤なのかなど、赤い振袖について書いていきます。

 

\振袖のご相談は、ふじもと呉服店/

▽▼振袖選びは、試着予約から!ご相談ご予約はコチラ!▼▽
ご来店予約
 

目次

1. 赤色の持つ意味 ― 古来からの象徴と日本文化における位置づけ
2. 赤色の種類 ― 伝統的な「日本の赤」の多様な表情
3. 赤の振袖が似合う人 ― パーソナルカラーと印象分析
4. 赤の振袖と柄の関係 ― 古典柄が持つ意味
5. 赤の心理効果と印象
6. 現代における赤の振袖の人気とアレンジ
7. 赤の振袖を着る意味 ― 「晴れの日」に込める想い
まとめ ― 赤の振袖が教えてくれる「伝統と自分らしさ」

 

【赤の振袖に込められた意味と魅力】

まずは赤の振袖が持つ意味や種類、似合う人の特徴などについてご説明します。

1. 赤色の持つ意味 ― 古来からの象徴と日本文化における位置づけ

赤は太陽・火・血・命などを象徴する色で、日本だけでなく世界各地でも赤は「生命力」「情熱」、邪気や災いを払う「魔除け」「厄除け」の色として信じられてきました。

二十歳のつどいという人生の節目に赤を身につけることで、これからの人生を災いから守り、健やかに過ごせるようにという願いが込められています。

特に女性は19歳が「本厄」、20歳が「後厄」とされることがあり、厄除けの意味合いから赤い振袖が選ばれる風習も背景にあります。

神社の鳥居や朱塗りの器に赤(朱色しゅいろ)が用いられるのも、魔除けや神聖さを示すためです。

鳥居

また日本では、紅白(赤と白)がおめでたい色の組み合わせとして定着しています。

お祝いの席で赤飯を炊いたり、紅白幕を使用したりすることからもわかるように、赤は吉兆を表し、喜びやお祝いの気持ちを最大限に盛り上げる色です。

そのため人生の新たな始まりである二十歳のつどいというハレの日にも、最高の祝福を込めた色として選ばれ続けているのです。

 

さらに平安時代には、貴族の女性たちが下着や衣の裏地に「緋色ひいろ」を用いており、これは「内に情熱を秘める」象徴とされていました。

また赤い産着を新生児に着せる風習は、「生命力を高め、邪気を払う」という信仰から来ています。

つまり、赤は「命を守る色」でもあるのです。

 

振袖は未婚女性が着る最も格式高い着物です。

成人を迎える女性が赤の振袖をまとうことには、「若さと生命の輝きを祝う」「新しい人生の門出を力強く歩む」という意味が込められています。

そのため赤はまさに、人生の節目にふさわしい幸福と情熱の色といえるでしょう。

 

2. 赤色の種類 ― 伝統的な「日本の赤」の多様な表情

一口に「赤」と言っても日本の伝統色には驚くほど多くの赤の種類があります。それぞれに独自の歴史と意味があり、振袖の印象を大きく左右します。

■ 緋色ひいろ

緋色もっとも代表的な「赤」で、やや橙みを帯びた明るい赤。太陽や火を連想させるような力強さがあり、古くから神社の鳥居や祭礼衣装にも使われています。エネルギッシュで華やかな印象を与えます。

朱色

■ 朱色しゅいろ

朱色緋色ひいろよりも少し黄みが強く、明るく元気な印象の赤。神社の朱塗りにも使われる色で、「魔除け」「繁栄」「喜び」を象徴します。

若々しく晴れやかな雰囲気を出したい人に人気の色です。

■ 紅色べにいろ

紅色やや青みを帯びた深い赤で、落ち着いた大人っぽさと品格を感じさせます。古来、高貴な女性が愛した色で、「紅をさす」「紅の衣」など、女性らしさの象徴としても使われてきました。

振袖でも、古典柄や金彩との相性が抜群です。

紅色

■ 真紅しんく

真紅深く鮮やかな赤。情熱や強さを象徴し、モダンな印象を持たせます。現代の振袖では、金や黒の帯とのコントラストが美しく、凛とした華やかさを演出します。

真紅

■ 茜色あかねいろ

茜色少し落ち着いた黄みの赤で、夕日のような温かみがあります。柔らかく優しい印象を与え、古典的な柄とも非常に相性が良いです。

茜色

 

このように、同じ「赤」でも少しの違いで雰囲気が大きく変わります。自分の肌のトーンや好みに合わせて選ぶことで、より美しく映える振袖姿になります。

 

3. 赤の振袖が似合う人 ― パーソナルカラーと印象分析

自分に似合う赤を見つけるためには、パーソナルカラーの考え方が参考になります。

パ-ソナルカラー :肌や髪、瞳の色との調和で似合う色が決まるという理論

これに基づき自分に似合う赤はどれか考えてみましょう。

 

■ スプリングタイプ(春)・イエローべ-ス

スプリングー振袖明るく黄みがかった肌、キラキラした瞳を持つタイプ。

→ 似合う赤:朱色しゅいろコーラルレッドなどの明るいオレンジ寄りの赤。

→ 印象:元気で親しみやすく、華やかでフレッシュ。

 

■ サマータイプ(夏)・ブルーべ-ス

サマー振袖透明感のある肌、やや青みがかった柔らかい印象。

→ 似合う赤:ローズレッド・ピンクレッドなど青みを帯びた赤。

→ 印象:上品で清楚、やさしさを感じさせる。

 

■ オータムタイプ(秋)・イエローべ-ス

オータム振袖黄みのある肌、深みのある瞳を持つタイプ。

→ 似合う赤:茜色あかねいろ・レンガ色・朱色しゅいろなどの落ち着いた赤。

→ 印象:穏やかで落ち着いた、和の美しさを引き出す。

 

■ ウィンタータイプ(冬)・ブルーべ-ス

ウィンター振袖色白でコントラストの強い印象を持つタイプ。

→ 似合う赤:真紅しんく・ワインレッドなどの深く鮮やかな赤。

→ 印象:シャープでモダン、強く華麗な存在感。

 

このように、タイプによって「どの赤で映えるか」が変わります。

二十歳のつどいなど特別な日に最高の自分を表現するには、自分のパーソナルカラーを知り、それに合う赤を選ぶことが大切です。

ですが、自分のお顔に合わせて実際にお顔が明るく見えるかは確認しておきましょう。

あくまでこれはデ-タですので、頼りにし過ぎないようご注意くださいね。

 

4. 赤の振袖と柄の関係 ― 古典柄が持つ意味

近年人気が高まっているのは、古典的な花柄をあしらった赤の振袖です。古典柄には、それぞれに縁起の良い意味が込められています。

鶴振袖桜:新しい門出、希望、儚くも美しい青春の象徴。

牡丹ぼたん :富貴と豪華さを表す花。堂々とした華やかさ。

梅:寒さの中で咲く強さと忍耐、そして春の訪れ。

菊:長寿や不老不死を象徴。皇室の花でもあり格式高い。

鶴・亀:長寿と幸福の象徴。婚礼衣装にもよく用いられる。

御所車ごしょぐるま:高貴な身分や良縁を表す縁起柄。

これらの柄を赤地に配することで、「祝福」「華やかさ」「吉兆」が強調され、人生の節目にふさわしい印象を作り出します。

 

5. 赤の心理効果と印象

ちょっと難しい話ですが、色彩心理学の観点から見ても赤は情熱・自信・魅力・行動力を象徴する色です。

色彩心理学:色が人の心や行動に与える影響について研究する学問のこと

人の目を引き、ポジティブなエネルギーを放つため、舞台や式典などの「主役」にはぴったりです。

赤風船振袖の赤は、単なる装いの色以上に、「自分らしさを表現する色」でもあります。

また、赤は「顔映りをよく見せる」効果もあります。

前の項目で書いた通りパ-ソナルカラ-によって微妙な色の違いはありますが、日本人の肌の色によく合い、肌の血色を明るく見せ、健康的で若々しい印象を与えます。

そのため、写真映えも抜群です。成人式の記念撮影でも赤の振袖は圧倒的な存在感を放ちます。

 

6. 現代における赤の振袖の人気とアレンジ

最近では、古典柄の赤い振袖に現代的な帯や小物を合わせるスタイルが注目されています。

 

例えば:

金や黒の帯で高級感とモダンさをプラス

白やベージュの帯揚げおびあげで柔らかく上品に

髪飾りに金箔やドライフラワーを加えてトレンド感を演出

赤振袖3人赤の振袖はベースが強い色なので、小物の合わせ方次第で印象を自在に変えることができます。凛とした和の美しさも、現代的な可愛らしさも両立できる万能カラーです。

 

7. 赤の振袖を着る意味 ― 「晴れの日」に込める想い

振袖は「未婚女性の第一礼装」とされ、成人式や卒業式、結納など、人生の節目に着るものです。

赤の振袖を選ぶことは、「自分の人生を明るく前向きに進む決意」を表すとも言われます。

また、親御さんにとっても、赤は「娘の幸せと健やかな成長」を願う色。

古くから母親が娘の成人式に赤の振袖を選ぶのは、その深い祈りの表れなのです。

 

まとめ ― 赤の振袖が教えてくれる「伝統と自分らしさ」

赤の振袖は、単なる「華やかな衣装」ではなく

「魔除け」「生命力」「祝い事」など、新成人を祝福し、今後の人生の幸せを願う多岐にわたる意味が込められた、最も格調高く縁起の良い色です。

色のトーンや柄の選び方、小物の組み合わせによって、古典にもモダンにも変化する赤の振袖。

そこには、時代を超えて受け継がれる「和の心」と、自分らしく生きる現代女性の感性が共存しています。

赤を身にまとうことで、内に秘めた力と美しさが引き出され、「これからの人生を自信を持って歩んでいく」象徴となるのです。

それが、今も昔も変わらず赤の振袖が愛され続ける理由なのです。

また一言で「赤」といっても朱色しゅいろ紅色べにいろ臙脂えんじ など、色合いの幅が非常に広いため、ご自身のパーソナルカラーやなりたいイメージに合わせて適切な赤を選ぶことが重要です。

人生の節目に、意味と魅力に溢れた赤の振袖をまとい、最高の晴れ姿をお迎えくださいね。

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

今回は「赤」の振袖についてまとめました。

参考にして頂けましたら幸せます。

他にも振袖や二十歳のつどいに関する情報を記事にしてまとめておりますので、ぜひそちらもご覧くださいませ。

わかりづらいところ、その他気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

直接お店にお越しくださるのも大歓迎です。

 

関連記事はこちら

色が与える効果とは?振袖の色について教えちゃいます!

〜ブルベ・イエベ別完全ガイド〜 パーソナルカラー別に見る、似合う振袖選びのポイント🎶

人気急上昇!ピンクの振袖の魅力を徹底解説!

 

 

▼▼▼お得な、ご来店キャンペーン▼▼▼

親子様でのご来店特典

お友達紹介キャンペーン

資料請求ボタン

ご来店予約

ふじもとは、山口県内で唯一の日本着物システム(JKS)加盟店として
山口市、防府市、萩市、長門市、美祢市を中心にご案内をしております。
振袖ふりそで選びから成人式後のアフターフォローまで
誠心誠意、スタッフ全員でお手伝いさせて頂きますので、
どうぞよろしくお願い致します!

 

山下