スタッフブログ
こんにちは。
山口市米屋町商店街にあります、ふじもと呉服店の立石です。
振袖選びを始める18歳のお嬢様とお母様から、
「何色が似合うのか分からない」
「娘と私で好みが全然違うんです」
「Instagramを見れば見るほど、どれがいいのか分からなくなってきました」
というお話を伺うことがあります。
振袖は洋服のように何度も買うものではありません。
だからこそ、
「絶対に失敗したくない!」
と思いますよね。
ところが、振袖について調べれば調べるほど、
「ブルベならこの色」
「今年はこの色が人気」
「この柄なら人と被らない」
「成人式なら古典柄が間違いない」
など、いろいろな情報が出てきます。
もちろん、どれも振袖選びの参考になります。
でも、情報が増えすぎると、
「結局、私は何を着たいんだろう?」
と分からなくなってしまうことも。
そして振袖が決まった後になって、SNSで素敵な振袖姿を見つけ、
「こっちにすればよかったかな……」
と急に心配になる方もいらっしゃいます。
一生に一度の二十歳の記念だからこそ、大切なのは「人気の振袖を選ぶこと」だけではありません。
二十歳になった自分が、その振袖を着て成人式へ行きたいと思えること。
今回は、これから振袖を探す18歳のお嬢様とお母様へ、
「後悔しない振袖選び7つのチェック」
をご紹介します。
これから振袖を見に行かれる方はもちろん、
「そろそろ振袖を考えないといけないけれど、何から始めればいいの?」
という方も、ぜひ親子でチェックしてみてください。
\迷っている今こそ、実際に振袖を着て比べてみませんか?/
目次
② Instagramの「流行」だけで決めようとしていない?
③ お母さんの「似合う」と娘の「好き」、どちらかだけになっていない?
①「似合う色」だけで振袖を選ぼうとしていない?

最近、振袖選びでもよく聞くようになったのが、
「私はブルベだから……」
「イエベに似合う振袖は何色ですか?」
というご相談です。
パーソナルカラーを参考に振袖を探しているお嬢様も多いですね。
確かにパーソナルカラーは、お顔が明るく見える色や、自分に似合いやすい色を知るための一つのヒントになります。
でも、
「ブルベだから、この色は着ない」
と最初から候補を狭くしてしまうのは、少しもったいないかもしれません。
なぜなら、振袖は洋服とは違い、
振袖の地色だけで印象が決まるわけではないからです。
顔のすぐ近くには、
半衿や重ね衿が入り、
さらに、
帯、
帯揚げ、
帯締め
などの色を組み合わせて、全体をコーディネートしていきます。
例えば同じ紺色の振袖でも、
白やシルバーを合わせればすっきりとした印象に。
赤や金を合わせれば華やかに。
くすみ系の色を合わせれば、少し落ち着いた雰囲気にもできます。
つまり、
振袖は「一色」ではなく、全身の色合わせで見ることが大切なのです。
「私はこの色が似合わないから」
と思っていた振袖が、実際にお顔の近くに合わせてみると、
「あれ?意外といいかも!」
となることもあります。
診断結果は「選んではいけない色」を決めるものではなく、振袖探しを楽しむためのヒントの一つ。
気になる振袖があったら、まずは一度お顔に合わせてみてくださいね。
② Instagramの「流行」だけで決めようとしていない?

18歳のお嬢様なら、振袖を探す時にInstagramやTikTok、Pinterestなどを見ることも多いと思います。
「白の振袖、かわいい!」
「このくすみカラーが好き!」
「この髪型にしたい!」
スマホで振袖を見る時間も楽しいですよね。
お店に来られるお嬢様が、
「こんな感じが好きです」
とスマホの画像を見せてくださることもあります。
これは大歓迎です。
画像があると、スタッフもお嬢様の「好き」をイメージしやすくなります。
ただ、一つ覚えておいていただきたいことがあります。
それは、
画面の中でかわいい振袖と、自分が着てかわいい振袖は、必ずしも同じではない
ということです。
身長や肌の色、髪色、お顔立ちによっても印象は変わります。
さらに振袖は、柄の大きさや配置によっても、着た時の見え方が大きく変わります。
モデルさんが着ている写真だけを見て、
「私はこれ!」
と一着に決めてしまわなくても大丈夫。
SNSは「答え」を探す場所ではなく、
自分の「好き」を集める場所
くらいに考えてみてください。
「白が多いな」
「大きな花柄を保存しているな」
「かわいいより大人っぽいものが好きみたい」
と見返してみると、自分でも気づいていなかった好みが見えてきます。
その画像を持って試着に来ていただければ、そこから一緒に「似合う」と「好き」が重なる振袖を探していけます。
③ お母さんの「似合う」と娘の「好き」、どちらかだけになっていない?

振袖選びで、実は珍しくないのが、
母娘の好みが合わないこと。
例えば、
お嬢様
「黒が着たい!」
お母様
「せっかくの成人式なんだから赤がいいんじゃない?」
お嬢様
「大きい柄がいい」
お母様
「もう少し上品な古典柄がいいんじゃない?」
こんなふうに意見が分かれることがあります。
でも、これはどちらかが間違っているわけではありません。
お嬢様は、
「今の自分がかわいいと思う振袖を着たい」。
お母様は、
「何年経って写真を見返しても素敵だと思える振袖を着てほしい」。
見ているところが少し違うのです。
だから、最初から
「どっちの意見を通す?」
と決めなくても大丈夫です。
両方、着てみましょう。
お嬢様が選んだ振袖。
お母様がおすすめする振袖。
そして、スタッフから見て
「こんな振袖もお似合いになりそう」
と思う一枚。
三方向から候補を出してみると、自分たちだけで探していた時には候補に入らなかった一枚に出会うことがあります。
以前も、最初は母娘で希望する雰囲気が違い、
「お母さんが選ぶのと全然違う!」
と笑いながら振袖を見ていらっしゃるお客様がいらっしゃいました。
そこで、どちらか一方に決めるのではなく、それぞれ気になるものを実際にお顔に合わせて比べていただきました。
何枚か見ているうちに、お嬢様が一枚の振袖を合わせた時、表情がパッと明るくなったんです。
鏡を見ながら、
「これ、好きかも」
とお嬢様。
すると隣にいらしたお母様も、お嬢様のお顔を見て、
「うん。さっきまでと顔が違うね」
と笑顔に。
振袖選びでは、
「お母さんの言う通りにする」
「娘に全部任せる」
の二択ではありません。
一緒に見て、一緒に迷って、最後に
「これがあなたらしいね」
と思える一枚を見つける。
その時間も、成人式の大切な思い出になるのではないでしょうか。
④ 「友達と被りたくない」を優先しすぎていない?

「友達と同じ色になったら嫌」
「人と被らない振袖がいい」
というお声もよく聞きます。
成人式では同級生がたくさん集まるので、気になりますよね。
でも、
「人と違うこと」だけを振袖選びの一番の条件にする必要はありません。
例えば赤い振袖。
成人式の定番というイメージがありますが、同じ赤でも柄はさまざまです。
伝統的な古典柄もあれば、大きな花を大胆に配置したもの、すっきりしたデザインなどもあります。
さらに帯や小物を変えれば、同じ赤系でも印象は大きく変わります。
反対に、
「珍しい色だから」
という理由だけで選んでも、本人が心から好きでなければ、後から気持ちが変わってしまうかもしれません。
人と被らないことよりも、
「私はこれが好き」
と言えること。
それが一番の「自分らしさ」だと思います。
⑤ 振袖だけを見て決めようとしていない?

振袖選びで意外と見落とされやすいのが、
振袖は「振袖一枚」で完成するものではない
ということです。
振袖を選んだ後には、
袋帯、
半衿、
重ね衿、
帯揚げ、
帯締め
などを合わせていきます。
ここが、振袖コーディネートの楽しいところでもあります。
例えば、お母様から受け継いだ振袖。
いわゆるママ振も、小物の合わせ方を変えると印象が大きく変わります。
「お母さんの振袖だから少し昔っぽく見えそう」
と思っていたお嬢様が、小物を合わせていくうちに、
「これなら着たい!」
となることも。
反対に、今っぽい振袖でも帯や小物を変えることで、少し上品で大人っぽい雰囲気にできます。
ですから試着する時には、
振袖の色柄だけで判断しないこと。
「この振袖を自分らしくコーディネートしたらどうなるかな?」
というところまで見てみてください。
振袖選びの楽しさがぐっと広がります。
⑥ 鏡だけでなく「写真」でも確認した?

気になる振袖を試着したら、ぜひスマートフォンでも写真を撮ってみてください。
鏡を見た時は、
「これが一番好き!」
と思ったのに、写真で見比べると、
「あれ?2着目もいいかも」
となることがあります。
成人式では、ご家族やお友達とたくさん写真を撮ります。
そして前撮り写真は、何年、何十年と残るものです。
だからこそ、
「写真に写った時にどう見えるか」
も振袖選びの大切なポイントです。
おすすめは、一着につき、
・全身
・上半身
・少し斜めから
の3パターン。
できれば同じ場所、同じくらいの距離から撮影すると比較しやすくなります。
3着試したら、3着分の写真を並べてみましょう。
そして、
「どれが一番似合う?」
だけでなく、
「どの写真の自分が一番好き?」
と考えてみてください。
これ、似ているようで少し違います。
「似合う」は周りの人が判断することもできます。
でも、
「この姿の自分が好き」
という気持ちは、お嬢様自身にしか分かりません。
成人式当日に自信を持って着られる振袖を選ぶためにも、ぜひ写真を活用してみてくださいね。
⑦ 最後に「これを着て成人式に行きたい」と思える?

最後のチェックです。
パーソナルカラー。
流行。
お母様の意見。
スタッフのアドバイス。
友達と被らないこと。
写真映え。
もちろん、全部大切です。
でも最後に、一度それらを横に置いてみてください。
鏡の前に立って、
「この振袖を着て、成人式に行きたい?」
と自分に聞いてみてください。
少し照れながらでも、
「うん、着たい」
と思えたら、それはとても大切な答えです。
振袖は、二十歳を迎えるお嬢様が主役の一枚。
だからこそ、私たちも
「この色が人気だから」
という理由だけで振袖をおすすめするのではなく、
お嬢様のお話を聞きながら、一緒に探していきたいと思っています。
そして、お母様にもぜひお願いしたいことがあります。
お嬢様が振袖を着た時、
振袖だけでなく、
その時のお嬢様の表情も見てみてください。
「これが好き」
という一枚を着た時は、不思議と表情にも出るものです。
成人式当日。
振袖姿のお嬢様を見て、
「一緒に選んだね」
と思い出していただける。
そんな一枚になれば、私たちも嬉しいです。
まとめ|迷っている時こそ、実際に振袖を着てみよう

今回は、後悔しない振袖選びのために確認していただきたい7つのポイントをご紹介しました。
①「似合う色」だけで決めない
② SNSの流行だけで決めない
③ お母様とお嬢様、どちらか一方の意見だけにしない
④ 「友達と被らない」を優先しすぎない
⑤ 振袖だけでなく帯や小物まで合わせて見る
⑥ 鏡だけでなく写真でも確認する
⑦ 最後は「これを着て成人式に行きたい?」と自分に聞く
でも、
「7つも考えたら、余計に分からなくなりそう!」
と思ったお嬢様。
大丈夫です。
最初から答えを決めて、振袖を見に来る必要はありません。
むしろ、
「何色が似合うか分からない」
「赤と白で迷っている」
「娘と好みが違う」
「ママ振にするかレンタルにするかも決まっていない」
そんな段階だからこそ、実際に振袖を見て、着て、比べてみてください。
ハンガーに掛かっている振袖を見るだけでは分からなかったことが、実際にお顔に合わせると見えてきます。
「これは違うかな」
と思うことも、振袖選びでは大切な発見。
一枚試すたびに、
「私は大きい柄が好きなんだ」
「思っていたより濃い色が似合う」
「かわいいより、大人っぽい方が好き」
と、少しずつ自分の好みが分かってきます。
振袖選びの時間も、二十歳の思い出に
そしてお母様にとっても、振袖選びは娘の成長を感じられる時間です。
小さい頃はお母様が選んでいた洋服も、18歳になると自分の好みがしっかりあります。
意見が違うことがあっても、それも成長の一つかもしれませんね。
成人式までの準備期間も含めて、二十歳の思い出です。
山口市米屋町商店街のふじもと呉服店では、
「まだ何も決めていません」
というお嬢様も大歓迎です。
気になる振袖を何枚か着ながら、
「これは好き」
「これはちょっと違う」
と、一緒に探していきましょう。
ネットやSNSを見ているだけでは分からない、
「自分が着た時の振袖」
をぜひ一度体験してみてください。
お嬢様とお母様が、
「この振袖にしてよかったね」
と成人式の日に思える一枚を見つけるお手伝いをさせていただきます。
皆様のご来店を、スタッフ一同お待ちしております。
参考記事はコチラ▼
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