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振袖には「小物」が大事!小物解説講座

 

こんにちは!

山口市米屋町商店街にあります、ふじもと呉服店呉服部の山下です。

振袖ふりそでの着姿を見ると、色々な飾りがあるなぁと思いますよね。

実は振袖をはじめとした着物きものを着る際には、見えていない部分にもたくさんの小物を使っているんです。

今回は、そんな着付けきつけに必要な小物について解説しちゃいます。

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【目次】

1.振袖を着る際に必要なもの――振袖から着付け小物まで詳しく解説

成人式(山口では二十歳の集い)や前撮りなどで振袖を着る場合、「振袖さえ用意すれば着られる」と考えてしまいがちですが、実際には振袖本体以外にも非常に多くのものが必要になります。

洋服の場合は、基本的には服を着て靴やバッグなどを合わせれば準備できます。

しかし着物、特に成人式などで着る振袖は、着物そのものだけでは形を整えて着ることができません。

長襦袢ながじゅばんや袋帯ふくろおび、帯揚げおびあげ、帯締めおびじめといった表から見えるものに加え、腰紐こしひも、伊達締めだてじめ、帯板おびいた、帯枕おびまくら、三重紐さんじゅうひも、衿芯えりしんなど、着姿からはほとんど見えない着付け小物が必要です。

振袖を着るために必要なものとして

振袖
長襦袢
袋帯
半衿はんえり
重ね衿かさねえり
帯揚げ
帯締め
草履ぞうりバッグ
衿芯
マジックベルト
伊達締め
腰紐
帯板
帯枕
三重紐
補正ほせい用の腰パッドやタオル
肌襦袢はだじゅばん・裾除けすそよけ
足袋たび

などが挙げられます。

また髪飾り、ショール、和装わそうブラジャーなども準備しておきたいアイテムですね。

振袖を準備するときに大切なのは、
「着物・帯・小物をコーディネートする」
という視点と、
「着付けに必要な道具を漏れなく揃える」
という視点の両方です。

見た目を華やかにする小物だけでなく、着物を正しく着るための小物にも、それぞれ重要な役割があります。

次の項目から、振袖を着るために必要なものを一つずつ詳しく説明します。

(1)振袖ふりそで

まず当然ながら主役となるのが振袖です。

振袖は、未婚女性の第一礼装として着られる袖の長い着物で、成人式では特に華やかな柄や色のものが多く選ばれます。

ただし、振袖は「持っているから大丈夫」とは限りません。

特にお母様の振袖を娘さんが着る「ママ振袖」や、お姉様の振袖を妹さんが着る場合には、サイズの確認が重要です。

身丈みたけは着物の縦方向の長さ、裄丈ゆきたけは背中心から袖口までの長さ、袖丈そでたけは振袖特有の長い袖の長さ。この3つがチェックポイントになります。

身丈は短すぎるとお端折りおはしょり(身長に対して長すぎる着丈を腰の位置でたくし上げ、帯の下にのぞかせる折り返しの部分)ができないので‪✕‬。

逆に長すぎると、ある程度は着付けの際腰の部分で調整ができるのですが、腰の部分がもたついたり重かったりするので、この場合も‪✕‬になります。

身長で言うと大体5cm差くらいなら全然大丈夫です。10cm差になると上記のように短すぎ長すぎといった場合が多いので、必ず1回きちんと着て確認をしてください。

場合によっては、仕立てかえしたてかえをすることで丈の調整をすることができます。

仕立てかえとは、一度振袖を解いて、寸法すんぽう(サイズ)をかえてもう一度仕立てることです。

特に裄の長さが、最近のお嬢様方は手足が長いので、身長差がそれほどでなくても着てみたら短かった、なんてことも少なくありません。

また、長期間しまっていた振袖は、シミ、カビ、黄変おうへん、臭いなどが発生している場合もありますので、クリ-ニングと一緒に仕立てかえをされる方も多いです。

クリ-ニングだけでなく、仕立てかえまでするとなると数ヶ月かかりますので、成人式直前に初めて確認するのではなく、できるだけ早い時期に一度広げて状態を確認しておくことが重要になります。

(2)長襦袢ながじゅばん(振襦袢ふりじゅばん)

着物の下に着るのが長襦袢で、その中でも振袖に合わせる袖丈の長いものを振襦袢といいます。

長襦袢は振袖と肌着の間に着る着物で、振袖の衿元から半衿が見えるように着付けます。

長襦袢には、汗や汚れから振袖を守る役割もあります。

また振袖をきれいに着るためには、振袖だけでなく長襦袢のサイズも重要です。

振袖は1つ前の項目に書いたとおり、着付けである程度調整ができますが、長襦袢はそれが難しいです。

足元からも袖口からも、振袖の下から見えてはいけないので、着る前に準備しておかないといけません。

長ければ七五三のように丈上げたけあげをするという手もありますが、下でかさばって着姿に支障が出てはいけませんので仕立てかえをしておくのが望ましいです。

身丈や裄が短い場合は大丈夫です。
が、袖丈が短い場合は要注意です。

長襦袢の袖丈が短いと、動いた際に振袖の袖から出てしまって着姿が乱れてしまうんです。

このようにトラブルになってしまったりするので、振袖を譲り受けた場合には、長襦袢も一緒に確認しましょう。

また寸法について書いてきましたが、要注意なのが衿えりの状態です。

長襦袢は半衿がついていないと使用できません。

ですので半衿が付いているか、汚れていないか、傷んでいないかを確認する必要があります。

自分だと判断がつかない、ということであれば、遠慮なく店頭にお持ちいただければと思います。

(3)半衿はんえり

半衿は長襦袢の衿に縫い付ける布で、振袖を着たときに首元から少し見える部分です。

実用的には、長襦袢の衿が直接首に触れるのを防ぎ、汚れを受け止める役割があります。

一方で振袖では、半衿は顔に近い場所にあるため、コーディネート上も非常に重要なものになります。

半衿を刺繍入りのものにすると、グッと印象が変わります。例えば白地に白刺繍を入れたものだと上品で清楚な印象になり、金銀の刺繍が入ったものなら華やかな印象になります。

振袖の半衿と重ね衿のコーディネート

また、振袖の柄や帯の色に合わせて、赤、ピンク、紫、青、緑などの色を取り入れることもできます。

ふじもとでは、白い無地の半衿がセットで付いておりますが、振袖では刺繍入りの半衿を選ぶ方がとても多いです。

半衿は面積こそ小さいものの、顔のすぐ下に位置するため、振袖全体の印象を大きく左右するアイテムなんです。

(4)重ね衿かさねえり・伊達衿だてえり

重ね衿は「伊達衿」とも呼ばれ、長襦袢と振袖の衿の間に挟んで使います。

振袖に合わせる重ね衿のカラー例

着物を何枚も着ているように見せるための衿で、実際に重ね着しているわけではありません。

もともとは何枚もの着物を重ねて着ていた礼装の名残であり、「慶びが幾重にも重なりますように」という願いが込められています。

振袖の衿元から細い帯状に見えるため、顔まわりに色を加える重要なアクセントになります。

例えば、赤い振袖に緑の重ね衿を合わせれば古典的な印象になり、白や金の重ね衿を合わせれば上品で華やかな雰囲気になります。

最近では、二色使い、三色使い、パールやラインストーンなどを取り入れたデザインもあります。

レースとパールをあしらった振袖用の重ね衿

見えるのは少しでも、見る側に与える影響はとても大きいポイントなので、ぜひいろいろ試してみてくださいね。

(5)袋帯ふくろおび

振袖の帯には袋帯という帯を使用します。

振袖に合わせる袋帯のデザイン例

袋帯とは表地と裏地を袋状に仕立てた、格式が高い礼装用の帯のことで、振袖の華やかな着姿を完成させる重要なアイテムです。

振袖では、成人式らしく華やかな変わり結びかわりむすびをすることが多く、帯そのものの柄だけでなく、帯の長さや柔らかさ、結び方なども仕上がりに関係します。

振袖と帯の組み合わせは非常に重要です。

振袖にたくさんの柄が入っている場合は帯を少しすっきりさせる、シンプルな振袖には華やかな帯を合わせるなど、全体のバランスを考えながらコ-ディネ-トします。

また、袋帯は間違いなく「主役級」のアイテムです。

ママ振袖の場合には、振袖だけでなく帯も一緒に残されていることが多いと思いますが、帯の状態や長さ、現在の帯結びに適しているかなどを事前に確認しておくと安心です。

振袖は2,30年前のものでも問題なく着れますが、帯は時代感が出るので気になる人はとても気になるところだと思います。

ですので、ただ着物に重ねて見るだけではなく、きちんと試着して確認してみてくださいね。

(6)帯揚げおびあげ

帯揚げは、帯の上側から少し見える布です。

帯枕(18参照)を包んだり、帯の形を整えたりする実用的な役割がありますが、振袖ではコーディネートアイテムとしても非常に重要です。

振袖の帯揚げは、帯の上から見える部分をふんわりと美しく整えることで、着姿に立体感を与えます。

赤い帯揚げを合わせた振袖コーディネート

赤、黄色、紫、緑、白、金などさまざまな色があり、振袖や帯、重ね衿との色合わせによって印象が変わります。

例えば、振袖と同系色でまとめれば統一感が出ますが、一方であえて反対色を入れることでアクセントを作ることもできます。

帯揚げは見える面積が比較的小さいため、「何色を選んでも同じ」と思われがちですが、帯の上に入る色は意外に目立ちます。

そのため、小物コーディネートでは重要なポイントになります。

(7)帯締めおびじめ

帯締めは、帯の中央付近に締める紐です。

振袖の帯締めコーディネート

実用面では帯を押さえて固定する役割がありますが、振袖では装飾性も非常に高いアイテムです。

振袖用の帯締めには、太さのあるもの、飾りが付いたもの、房が豪華なもの、組紐くみひもを複雑に組んだものなど、さまざまな種類があります。

帯締めは帯の中央にくるため、視線が集まりやすい場所です。帯や振袖と同じ色でまとめる方法もあれば、金・銀・赤などをアクセントとして使う方法もあります。

馴染みすぎてもいけませんが、目立ちすぎても視線がそこにばかり行ってしまうのでよくありません。

全体の雰囲気を見ながら、1番にお顔周りが映えているかを確認しながら選んでみてください。

(8)草履ぞうりとバッグ

振袖では、草履とバッグも基本的にセットで用意します。

白とゴールドの振袖用草履バッグセット

これらは成人式などの正装に合わせるため、振袖の色や帯の雰囲気に合わせて選びます。

ですがこれも馴染みすぎず目立ちすぎないものを見極めないといけません。

今はシンプルなものも多いので、草履バッグもいろいろ試してみましょう。

黒と赤の振袖用草履バッグセット

また草履は「見た目」だけでなく、履き心地も重要です。

成人式当日は長時間歩いたり、会場内で立ったりする可能性があるため、事前に履いて足に慣らしておくと安心です。

特に新品の草履は鼻緒はなおがしっかり締まっていて、なかなか足が入らないなんてこともありますので、そのときは指を間に挟んで鼻緒を緩めておきましょう。

ちなみにバッグのサイズですが、小ぶりなものが一般的で、財布、スマートフォン、ハンカチ、ティッシュなど最低限のものだけを入れることを想定しています。

会場は人がもちろん多いので、落とし物をしてしまう可能性も高いです。

ですのでバッグにはゆとりをもって入れられる量にとどめておいてくださいね。

(9)足袋たび

足袋とは着物を着る際に足に履く和装用の靴下のようなものになります。

振袖は正装なので、基本的には白足袋を合わせます。

その中でも4枚こはぜこはぜと5枚こはぜの足袋があり、正装では5枚こはぜが正式とされますが、振袖の場合は4枚こはぜでも問題ありません。

使いやすい方を選んでいただけたら大丈夫です。

足袋は草履を履いた状態で足元から見えるため、サイズが合っていることが重要です。

小さすぎると痛みが出やすく、大きすぎるとシワができて見た目にも影響します。

ストレッチ素材のものもありますので、何センチかはっきりわからない方は、合うであろうサイズ範囲の中で小さい方を選んでいただけると間違いないと思われます。

(10)肌襦袢はだじゅばんと裾除けすそよけ

肌襦袢と裾除けは、肌に直接触れる和装用の下着です。

肌襦袢は上半身、裾除けは下半身に着用します。現在では上下がつながったワンピースタイプの和装肌着もあります。

これらは汗や皮脂が振袖や長襦袢に直接付くのを防ぐ役割があります。また、着物を滑らかに着るためにも必要です。

そして大事なのがサイズです。

裾除けは特に、丈が長いと下から見えてしまう場合があるので、確認は忘れないようお願いいたします。

(11)和装わそうブラジャー

和装ブラジャーは必須の着付け小物というより、きれいな着姿と着心地を考えて用意したいアイテムです。

そもそも着付けの際、ワイヤ-入りのブラジャ-はワイヤ-部分が帯に押されて痛くなってしまうので、最初に外していただくようになります。

それなら外せばいいだけなのですが、洋服の場合は胸の形をきれいに見せることが重視されるのに対し着物では胸元の凹凸をできるだけなだらかにして、衿元をきれいに整えることを重視します。

特に胸の大きい方は衿周りが崩れやすいので、ぜひ付けていただきたいものになります。

ぜひご検討ください。

(12)腰パッドとタオル

振袖の着姿をきれいにするために、補正も非常に重要です。1番大事なポイントといっても過言ではありません。

着物は洋服と違い、身体の凹凸が少ないほうが着崩れしにくく、帯や衿もきれいに仕上がります。そのため、腰まわりなどに腰パッドやタオルを使って補正します。

ふじもとでは、腰パッドとタオル2枚を補正用としてセットに入れております。

ママ振りの方には、腰パッドがあればタオル2枚、なければタオル3枚をお願いしております。

「タオルなら家にあるから大丈夫」と思われるかもしれませんが、厚さや大きさによって仕上がりが変わります。

サイズはフェイスタオルぐらいで、薄い生地の方が微調整ができるので綺麗にできます。

補正は単純に身体を締め付けるものではありません。腰まわりのくびれなどを補い、着物を身体に沿わせるための土台を作るものです。

ですので、着付け師の指定通りに準備するようにしましょう。

ふじもとでされる方は、よろしくお願いいたします。

(13)腰紐こしひも

腰紐は着付けに欠かせない非常に重要な小物です。

振袖を身体に固定したり、長襦袢や着物の位置を決めたりするために使います。

着付けでは、1本だけではなく複数本を使います。長襦袢、振袖など、それぞれの段階で必要になるためです。

そのため、ふじもとではセットに腰紐4本を入れております。

腰紐は最終的には外からほとんど見えません。しかし、これがなければ着物の形を維持できません。

それほど重要なものになります。

(14)マジックベルト

マジックベルトは、面ファスナーで留めるタイプの着付け用ベルトです。

着付けの際に、腰紐で結んだ上にマジックベルトを締めることで着崩れ防止になります。

そのため、ふじもとの小物セットにも入っております。

(15)伊達締めだてじめ

伊達締めは、長襦袢や振袖の衿元や身頃を安定させるために使用する幅の広い紐状の小物です。

腰紐よりも幅が広いため、着付けた部分を面で押さえることができます。腰紐で形を決め、伊達締めでその形を安定させるというイメージだとわかりやすいと思います。

振袖の着崩れ防止に使用する重要な小物で、同じ役割のマジックベルトの代用品になります。

ですが、どちらかというと伊達締めの方がよく締まるので、どちらかしかない場合は伊達締めの方が良いでしょう。

(16)衿芯えりしん

衿芯は長襦袢の衿に入れる細長い芯材です。

これを入れることで衿に適度な張りが生まれ、衿元をきれいに整えることができます。衿芯がないと衿が柔らかくなりすぎて、首元の形が崩れやすくなります。

振袖では顔まわりの衿元が非常に目立つため、衿芯は小さくても重要な道具です。

(17)帯板おびいた

帯板は、帯の前側に入れる板状の小物です。

帯の表面にシワができるのを防ぎ、前から見たときに帯を平らできれいに見せる役割があります。

帯板がきちんと入っていることで、帯の前面が整い、振袖らしい華やかな帯姿を作ることができます。

成人式の写真では正面から帯が大きく写ることも多いため、帯板は目立たないながら仕上がりに大きく影響する小物です。

(18)帯枕おびまくら

帯枕は、袋帯を後ろで立体的に形作るための小物です。

振袖の帯結びでは、帯を後ろに高く持ち上げたり、華やかな形を作ったりするため、帯枕が重要になります。

帯枕そのものは帯の中に隠れるため外から見えませんが、帯結びの土台となる存在になります。帯揚げは、この帯枕を包むようにして使います。

つまり、帯枕と帯揚げは別々の小物ですが、帯結びの完成形を作るうえで密接に関係しているんです。

(19)三重紐さんじゅうひも

振袖の着付けでこれまた重要なのが三重紐です。

三重紐は、ゴム状の紐が複数重なった着付け用小物で、振袖特有の華やかな帯結びを作る際に使用します。

振袖の帯結びでは、帯の羽根はねを複数作ったり、左右に広げたり、立体的な形を作ったりします。

三重紐はその羽根などを支え、帯結びを崩れにくくする役割を担います。

そのため、一般的な着物用の小物だけを揃えて「これで振袖も着られる」と思っていたら三重紐が不足していた、なんてケースがよくあります。

成人式の振袖では、着付けをお願いした先に、準備したものを必ず事前に確認してもらっておきましょう。

(20)髪飾り

髪飾りは、振袖の着姿を完成させる重要な装飾品です。

髪飾りには、つまみ細工つまみざいく、造花、水引みずひき、金箔、組紐、かんざしかんざしなど、さまざまな種類があります。

髪型との相性も重要です。

シニヨンなら後頭部から横に花を配置する、ポニーテールなら結び目付近に飾るなど、ヘアスタイルによって似合うデザインが変わります。

振袖が華やかな場合は髪飾りを少し控えめにして全体のバランスを取る方法もありますし、シンプルな振袖なら髪飾りを大きくして華やかさを加える方法もあります。

当日いきなりよりは、前撮りなどで一度試しておくと安心だと思います。

(21)ショール

成人式など冬の時期に振袖を着る場合は、ショールも準備しておきたいアイテムです。

振袖は袖が長いため、一般的なコートなどは合わせにくい場合がほとんどです。

合わせられてもケ-プくらいじゃないでしょうか。

そのため、首元から肩にかけて羽織るショールがよく使われます。

成人式の会場までの移動時などに防寒になるだけでなく、振袖姿に華やかさを加える役割もあります。

ただし、ショールは着付けそのものに必須というわけではありません。

室内では基本外すものですので、「着付けに絶対必要なもの」と「成人式当日にあると便利なもの」を分けて考えるといいかもしれませんね。

2.振袖の「見える小物」と「見えない小物」

振袖の準備をするときには、必要なものを二つに分けて考えると非常に分かりやすくなります。

一つ目は、振袖、袋帯、半衿、重ね衿、帯揚げ、帯締め、草履バッグ、髪飾りなど、着姿を見たときに分かるものです。

二つ目は、衿芯、腰紐、マジックベルト、伊達締め、帯板、帯枕、三重紐、腰パッド、タオル、肌襦袢、裾除けなど、基本的には着姿の中に隠れるものです。

この「見えるもの」と「見えないもの」の両方が揃って、初めて振袖の着姿が完成します。

分けることで何があって、何がないのかが見えやすくなると思います。

優先順位も見えてくると思いますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

 

3.小物は「装飾品」だけではない

振袖の小物について特に理解しておきたいのは、小物には単なるアクセサリーとは違う役割があるということです。

帯締めや帯揚げ、重ね衿などはコーディネートを華やかにする一方で、腰紐や帯板、帯枕などは着付けそのものを支える道具です。

そのため、振袖を購入したりレンタルしたりするときには、「どんな振袖があるか」だけを見るのではなく、「着付けに必要な小物まで含まれているか」を確認することが重要です。

 

4.レンタル・購入・ママ振袖で確認すること

振袖をレンタルするときは、振袖、帯、重ね衿、帯揚げ、帯締め、草履バッグ、着付け小物などがセットになっている場合があります。

ふじもと呉服店でも、レンタル一式には小物一式が補正用のタオルも込で付いております。

購入の場合も、店舗によってセット内容が異なる場合がほとんどです。

例えば、ふじもとでは振袖、袋帯、重ね衿、帯揚げ、帯締め、草履バッグ、着付けに必要な小物、ショールなどをセット内容としてご提案しています。

一方で、髪飾りや刺繍入り半衿などはセットとは別になりますので、レンタルでも追加で購入していただくようになります。

もしくはネットなど、よそでご購入いただいても大丈夫です。

特に注意が必要なのがママ振袖です。

お母様の振袖本体と帯があっても、長襦袢のサイズが合わなかったり、足袋や腰紐などの小物が不足していたり、長期間保管していたことで汚れが発生していたりすることがあります。

「振袖があるから大丈夫」ではなく、あるからこそ、早めに確認をしておきましょう。

 

5.まとめ

振袖を着るためには、振袖本体だけでなく、長襦袢、袋帯、半衿、重ね衿、帯揚げ、帯締め、草履バッグ、足袋など、表から見えるさまざまなアイテムが必要です。

さらに、着付けの土台となる肌襦袢、裾除け、腰紐、マジックベルト、伊達締め、衿芯、帯板、帯枕、三重紐、腰パッド、タオルなども欠かせません。

これらの小物は、一つひとつを見ると小さなものばかりですが、それぞれに役割があります。

腰紐は着物を固定し、伊達締めは着付けを安定させ、衿芯は衿元を美しく整え、帯板は帯の前面をきれいにし、帯枕は帯結びの立体感を作り、三重紐は振袖ならではの華やかな帯結びを支えます。つまり、見えない小物こそ、振袖を美しく着るための「土台」なのです。

一方で、半衿、重ね衿、帯揚げ、帯締め、草履バッグ、髪飾りなどは、振袖全体の印象を決める重要なコーディネートアイテムです。

同じ振袖でも、これらの小物の色やデザインを変えるだけで、古典的、上品、かわいらしい、華やか、現代的など、さまざまな雰囲気を作ることができます。

特にお母様やお姉様から受け継いだ、ママ(姉)振袖を着る場合は、振袖そのものだけでなく、小物まで一度すべて並べて確認することが大切です。

足りないもの、古くなっているもの、現在のサイズに合わないものを早めに確認しておけば、成人式直前になって慌てることを防げます。

振袖の準備では、「振袖・帯・小物をどう組み合わせるか」というコーディネートだけでなく、「着付けに必要なものがすべて揃っているか」という実用面の確認も同じくらい重要です。

最終的には、振袖、長襦袢、袋帯を中心に、半衿、重ね衿、帯揚げ、帯締め、草履バッグ、髪飾りなどで華やかなコーディネートを作り、肌襦袢、裾除け、足袋、腰紐、伊達締め、マジックベルト、衿芯、帯板、帯枕、三重紐、補正用タオルや腰パッドなどで着付けを支えます。

そして、冬の成人式ならショール、きれいな着姿と着心地を重視するなら和装ブラジャーを用意すると、より安心です。

振袖は「振袖だけあれば着られる衣装」ではありません。

たくさんの小物があるからこそ衿元が美しく整い、帯が華やかに仕上がり、一日中着物姿を保つことができます。

小物一つひとつの意味と役割を理解して準備することが、成人式や二十歳の集いで振袖を美しく、安心して着るための第一歩と言えるでしょう。

 

 

いかがでしたでしょうか?

今回は振袖を着るために必要なもの一式についてまとめました。

参考にして頂けると幸せます。

他にも振袖や二十歳のつどいに関する情報を記事にしてまとめておりますので、ぜひそちらもご覧くださいませ。

わかりづらいところ、その他気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

直接お店にお越しくださるのも大歓迎です。

 

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山下